令和 元年 第2回定例会( 6月)─────────────────────────────────────────────令和元年 第 2 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日) 令和元年6月14日(金曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程 令和元年6月14日 午前10時00分開議 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問 秋良克温議員 1 お祭りやイベント時における仮設トイレなどの設置について (1)今後、祭りやイベント時に柳井市として仮設トイレの設置やテーブルや椅子を配置した
休憩スペースを作るようなお考えはあるのか。 (2)仮に仮設トイレを設置した場合、仮設トイレ1個あたりの設置から撤去、し尿処理までの
ランニングコストはいくらかかるのか。 (3)地域の住民やボランティアなどがテーブルや椅子などを任意でもちより設置したりすることは、可能なのか。何か問題はあるのか。 中川隆志議員 1 先の山口県議選において市長が前面に出て応援された候補者が落選した。このことは有権者の市長への信頼感の低下を物語るものである。市長の今後の市政運営について問う (1)今後井原市政に対する市民の信頼をどのように取り戻すのか。 (2)市長の応援した候補者の対立候補として当選した現県議と如何に連携して市政を進めていくのか(子育て支援、国道188
号バイパス計画等)。 (3)新庄公民館で行われた
柳商跡地利活用説明会において自治会を通じてアンケートを取ってはいかがかという意見があったが、市長はお答えにならなかった。市民の意見に対しては真摯に説明すべきではないか。 2 健康福祉部長は平成31年第1回定例会で人権擁護委員の推薦には地域ごとのバランスを考慮すると述べられた。
人権擁護委員候補者の推薦について問う (1)健康福祉部長の云われる地域ごとのバランスとはどういうことか。 (2)人権擁護委員の推薦に地域ごとのバランスを考慮する理由は何か。 (3)考慮する必要があるのか。 (4)人権擁護に熱意と理解があれば人権擁護委員に推薦するのか。 3 財政課長のふるさと納税に関する平成31年第1回定例会での答弁について (1)私の質問に対して単品で地場産品以外を返礼品としているものはないとお答えになった。ではだき合わせ品の中には違反しているものがあると認識されていたのか。 4 市が道路維持のために使う除草剤(グリホサート、
商品名ラウンドアップ)について (1)グリホサートは動物実験で発癌性が確認されている。市民の健康を守る見地から市の行う事業でのグリホサートの使用を禁止しては如何か。 岸井靜治議員 1 職員の居住地について (1)採用職員(本年度採用も含む)の居住地について 2 柳商跡地に図書館を建てる件について (1)図書館は決定事項なのか (2)市長が図書館をなぜ建て替えなければならないと言っているのか。その 理由の確認 (3)
図書館建て替えの進め方 (4)反対署名について 岩田優美議員 1 学校の働き方改革と新学習指導要領について (1)学習指導要領が10年ぶりに改訂され来年度から小学校、再来年度から中学校と全面実施されます。今までの同質性教育やゆとり教育から変化の激しい時代に合わせた教育であり、ひとりひとり個性を活かした教育となります。更に教職員の負担が増えることが懸念されるため、働き方改革が進められています。柳井市としてはどう進めどのように考えているのかをお伺いいたします。 2 市民参画について (1)柳井市の審議会等においては、市長が目標とされている女性登用率がなかなか進んでいないように思います。幅広い世代に参加して貰うためにも登録制度を導入することはできないのかをお伺いいたします。 田中晴美議員 1 複合図書館について (1)基本設計を市内各所で説明されていますが、参加者の理解はどの様であったかお伺い致します。 (2)この事業の始まりから今日までの経緯についてお伺い致します。 (3)複合とはどの様な施設があるのかお伺い致します。 (4)図書館法についてお伺い致します。今日までこの図書館法は市としてしっ かり機能していたのか伺います。 (5)市長の複合図書館にかける信念をお伺い致します。──────────────────────────────出席議員(16名)1番 三島 好雄 3番 田中 晴美4番 岩田 優美 5番 秋良 克温6番 山本 達也 7番 坂ノ井 徳8番 川﨑 孝昭 9番 中川 隆志10番 久冨 海 11番 藤沢 宏司12番 篠脇 丈毅 13番 岸井 靜治14番 早原 秀文 16番 賀原 基和17番 石丸 東海 18番 君国 泰照──────────────────────────────欠席議員(1名)2番 岩田 雄治 ──────────────────────────────欠 員(1名)──────────────────────────────
事務局出席職員職氏名局長 河内 義夫 次長 宮本 太郎補佐 井原 郁江 ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長 井原健太郎 副市長 鍵山 有志参与 粟屋 桂 教育長 桑原 眞会計管理者 宗廣 宜之 総合政策部長 玉中 勲総務部長 國村 雅昭 建設部長 古谷
浩介上下水道部長 川本 和美 経済部長 日浦 隆雄市民部長 川井 隆志 健康福祉部長 米川 辰夫教育部長 河村 邦久 総務課長 河原 憲治財政課長 森岡 和子 ──────────────────────────────午前10時00分開議
◎事務局長(河内義夫) ご起立願います。互礼。ご着席願います。
○議長(藤沢宏司) これより、本日の会議を開きます。────────────・────・────────────
△日程第1.
会議録署名議員の指名
○議長(藤沢宏司) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、君国議員、田中議員の両名を指名いたします。────────────・────・────────────
△日程第2.一般質問
○議長(藤沢宏司) 日程第2、昨日に続いて、一般質問を行います。 最初の質問者、秋良議員。〔秋良克温登壇〕
◆議員(秋良克温) 皆さん、こんにちは。やない自民クラブの秋良でございます。 私にとりまして、令和初の一般質問となります。 平成から令和に入りましても、国内においても、海外においてもいろいろな事案が発生しております。平成最後となる3月議会におきまして、私の一般質問の中で日本のタンカーが海賊団に襲われるという話に少し触れましたが、きのうの早朝にホルムズ海峡において日本のタンカーが襲われ、機関室にロケット弾が撃ち込まれるというような事案が発生しておりまして、これまた国際情勢を揺るがすような事案が発生しております。このような状況下においても、タンカーの船員さんたちが無事であったことがせめての救いであります。このような事案が発生するのは、今の日本に威厳がないからでしょうね。事実上やられっぱなしですからね。今の日本の考え方は、やられるための対策として、タンカーの外板を10倍の厚みにして攻撃に耐えようというようなばかげた論者がかじ取りをしている感じです。 では、本題に入りまして、今回は、柳井市におけるお祭りやイベント時の仮設トイレなどの設置についてであります。 私が言うこのお祭りというのは、広範囲にわたって行われる、柳井市全体ですね、行われることを祭りという表現にいたしております。イベントと表現しておるのは、地区の公民館単位で行われるお祭り、イベントという表現をさせていただいております。 柳井市におきましては、定期的に各地域で祭りやイベントが行われております。春の天神まつり、夏の金魚ちょうちん祭り、秋の柳井まつり、冬の神明祭などです。 先日ですが、私のところに直接メールでお祭りを見学されていた近隣都市の方からメールをいただきました。 内容といたしましては、お祭りの時、トイレの数が少なく、仮設トイレも見受けられませんが、いかがなものでしょうかという内容でした。さらに、トイレを探しても近くに見受けられないので、近くのコンビニまで移動しましたが、コンビニからもう一度お祭り会場に戻る気がせず、そのまま帰りましたというようなことを言われておられました。 また、露店も出ているのですが、座って食事ができるテーブルや椅子もなく、路上に座り込んで食事するわけにもいかず、せっかくの楽しいお祭りなのに、結局、自宅方面に向かう途中の飲食店で食事をしましたというようなことも言われておられました。 さらに、せっかくのお祭りなのですから、観光客や他府県から来た人が、トイレの心配をせず、落ち着いて食事や休憩ができるスペースをつくっていただきたいです。トイレや
休憩スペースがないことによって、お祭りの魅力が半減してしまいます。来年も、もう一度行こうと思えるような環境整備を行ってくださいというような内容で締めくくられておりました。 私も、何度も各地のお祭りを私自身見学してまいりましたが、確かにご指摘いただいたことに関して、なるほどと思える部分も確かにありました。 そこで、今回の一般質問でお伺いしたいのは、1点目として、今後、祭りやイベント時に、柳井市として、仮設トイレの設置やテーブルや椅子を配置した
休憩スペースをつくるようなお考えはあるのか。 2点目として、仮に仮設トイレを設置した場合、仮設トイレ1個当たりの設置から撤去、し尿処理までの
ランニングコストは幾らかかるのか。 3点目として、地域の住民やボランティアなどが、テーブルや椅子などを任意で持ち寄り設置することは可能なのか。もしこれをやることによって、何か問題はあるのか。 以上、3点について、質問したいと思います。 以上にて、壇上からの発言を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。〔秋良克温降壇〕
○議長(藤沢宏司) 市長。〔市長登壇〕
◎市長(井原健太郎) 秋良議員のご質問にお答えをさせていただきます。 お祭りやイベント時における仮設トイレなどの設置について、お答えをいたします。 まず、1、今後、祭りやイベント時に柳井市として仮設トイレの設置やテーブルや椅子を配置した
休憩スペースをつくるようなお考えはあるのかでございますが、本市が主催いたします大規模なお祭りには、
柳井金魚ちょうちん祭りや柳井まつりがございます。仮設トイレや
休憩スペースの設置につきましては、お祭りの性質や時間帯によって違ってまいります。 まず、仮設トイレにつきましては、
柳井金魚ちょうちん祭りにおいてのみ設置しておりまして、
柳井川河川公園上流側に5基設置しております。 仮設トイレの他にも、祭りエリアやその周辺には、
レトロスクエア、
柳井川河川公園上流、両運橋東側、
むろやの園駐車場、町並み資料館、やない西蔵、しらかべ学遊館、白壁ふれあい広場及び柳井駅に既設トイレがございまして、これらについてもご利用いただいております。 柳井まつりで利用できる既設のトイレは、今述べました
柳井金魚ちょうちん祭りの際の箇所に加えまして、
バタフライアリーナ、柳井市文化福祉会館、アクティブやない及び柳井図書館がございます。 次に、
休憩スペースにつきましては、
柳井金魚ちょうちん祭りでは、銀行前、本橋東側、両運橋東側、
レトロスクエア及び
むろやの園駐車場と、合わせて5カ所設け、ご利用いただいております。 柳井まつりにつきましては、医療機関の駐車場、
本橋北側特設会場、白壁ふれあい広場、文化福祉会館、アクティブやない、
バタフライアリーナ及び
柳井小学校体育館前広場の計7カ所に設置しております。
柳井商工会議所が主催されております
柳井天神春まつりにつきましては、仮設トイレは設置されておりません。
休憩スペースも特に設けておりませんけれども、天神並木通りで出店されている飲食コーナーや
レトロスクエアの
パラソルショップと
ステージイベントの会場が
休憩スペースを兼ねております。 次に、各地区においてのイベント時の対応でございますが、まずは、秋良議員にゆかりのある国指定の
重要無形民俗文化財でもある、阿月神明祭について申し上げます。 このお祭りは、天保元年、1644年に浦就昌が阿月へ移封された時期に始まったと伝えられる祭りで、現在では、毎年2月11日に
阿月神明祭顕彰会が主催し、東西神宮前の浜で開催いたしております。毎年2,000人前後の観光客が訪れるお祭りでございますが、旧阿月小学校及び阿月公民館の既設トイレを、観光客の方々にもわかりやすいように案内板も設置をし、ご利用いただいており、仮設トイレは設置をしておりません。
休憩スペースにつきましては、
阿月地区体育館、こちらは旧
阿月小学校体育館でございますが、こちらに神明祭の写真展示を行っておりまして、この場所が
休憩スペースを兼ねております。ただし、飲食については、ご遠慮いただいているというふうにお聞きしております。 次に、大畠地区の大きなイベントでございます、ふれあいうずしおまつりでございますが、こちらは
大畠総合センターの周辺で、大畠観光協会の主催で、今年は5月11日に開催され、1,300人の方々が訪れておられます。 こちらも仮設トイレの設置はございませんが、
大畠総合センターのトイレをご利用いただいております。
休憩スペースにつきましては、
ステージ観覧席とあわせて設置をされております。 最後に、市内各地区で行われております、公民館が関係するイベントについてでございますが、代表的なものとして、
公民館利用自主グループの日ごろの成果を披露する場でもある公民館まつりや、地域の
コミュニティーイベントがございます。 地区のイベントのほとんどは、地区の
コミュニティ協議会、
社会福祉協議会、
スポーツ推進協議会、子ども会、PTAなどの各種団体が主催となって行われておられます。 そうした点を踏まえまして、基本的には、主催団体の意向に沿っており、その中で必要な備品等が市にございましたら貸し出しをしているという状況でございます。 各地区のイベントにおける仮設トイレの設置につきましては、公民館が関係するイベントのほとんどが、公民館などの公共施設や学校施設で開催していること、また、それ以外の場所であってもトイレは公共施設や学校施設をご案内していることから、仮設トイレを設置した実績はございません。 今後とも、仮設トイレや
休憩スペースにつきましては、公益的なイベントやお祭り、それぞれについて、必要に応じて確保に努めるとともに、
イベントマップにも掲載することによって、ご来場される方々の利便性を高めてまいりたいと考えております。 次に、仮に仮設トイレを設置した場合、仮設トイレ1個当たりの設置から撤去、し尿処理までの
ランニングコストは幾らかかるのかにつきましては、まず仮設トイレを設置する経費でございますが、本市におきまして、簡易水洗で便槽360Lを設置する場合の金額は、これは1カ月単位が最短の期間となりますけれども、1基当たり、運搬費込みの税込み価格で1万9,440円、し尿処理費用が1
L当たり税込み価格で12.85円となります。 昨年の
柳井金魚ちょうちん祭りに設置をいたしました簡易水洗の仮設トイレ5基の
し尿くみ取り量は、計800Lで、料金は1万280円でございました。 なお、参考までに、今年、余田臥龍梅に60日間設置をいたしました簡易水洗の仮設トイレ2基の
し尿くみ取り量は、計301Lで、料金は3,867円でございました。 最後に、地域住民やボランティアなどがテーブルや椅子などを任意で持ち寄り、設置したりすることは可能なのか、何か問題はあるのかにつきましては、議員お尋ねの、地域の住民やボランティアの方のテーブルや椅子の持ち込みは、通常、祭りやイベントの場合、事前に参加団体と行事内容や位置決め等を協議し、決定をしておりますので、主催者側と事前に協議の上、
場所スペース等について了解を得ていただくことによって可能ではないかというふうに考えております。以上でございます。〔市長降壇〕
○議長(藤沢宏司) 秋良議員。
◆議員(秋良克温) 市長にお伺いいたします。 先ほど言われた主催者団体と協議の上、ボランティアや個人が持ち込みは可能ということを言われましたが、その手続を踏まえまして、配置したものに対して、もし例えばつまずいて怪我したとか、そういう事故が発生した場合、責任の所在というのはどこに行くのであるか、お答えください。
○議長(藤沢宏司) 教育部長。(「市長」と呼ぶ者あり) 市長。
◎市長(井原健太郎) 先ほど申し上げました、事前に主催者側と協議の上、住民の方々、ボランティアの方々がお持ちいただいたということであれば、それによって事故等発生した場合には、主催者側に責任があるということになろうかと思います。ただ、参考までにその協議がなかったということであれば、申し込まれた側に責任があるということになるのかなというふうに認識しております。
○議長(藤沢宏司) 秋良議員。
◆議員(秋良克温) 市長及び関係参与におかれましては、明確なご答弁をいただきましたので、これにて、私の一般質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(藤沢宏司) 以上で、秋良議員の一般質問を終わります。
○議長(藤沢宏司) 10時30分まで休憩といたします。午前10時16分休憩 午前10時30分再開
○議長(藤沢宏司) 休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、中川議員。〔中川隆志登壇〕
◆議員(中川隆志) おはようございます。立志倶楽部の中川です。
市民ネットワークの久冨議員と連合して会派を組んでおります。 秋良議員の一般質問が早く終わったので、実は、私に残りの時間をいただきたいぐらいですが、そういうわけにもまいりませんので、時間内でできるだけの一般質問をやってみたいと思います。 さきに行われた
山口県議会議員選挙において、市長は、元市議会議員の
自民党公認候補を、みずから表に立って支援されました。公認候補の知名度が低かったこともあり、一部のマスコミからは、この選挙は、市長の信任を問う選挙ではないかという論調もありました。 結果は、ご承知のとおり、市長が前面に立って応援された候補が思わぬ大差で落選されました。この結果は、何を物語るかというと、有権者の市長への信頼の低下ではないかと思います。残された2年間の市長の任期の間、市長は、どのような市政を運営されるのかお伺いいたします。 まずは、今回、失われた井原市政の信頼を、残り2年間でどのように取り戻すのか、お伺いいたします。 次に、市長と県議会議員の連携なくして、柳井市の発展は望めません。市長の推された候補と激しく選挙戦を戦って勝利した新しい県議と、どのように信頼関係を構築し、連携して、柳井市の課題を克服していくのか、お伺いいたします。 新しい県議は、選挙期間中から、子育て支援を公約に掲げられています。柳井市の子育て支援、ひいては少子化対策について、市長はいかなる連携をお考えか、お聞かせください。 次に、国道188号線平生バイパスの調査が、平成31年度の国の予算で認められました。お隣の平生町にも関係する事業でもあります。柳井市選出の県議会議員と連携して、早期着工を目指すことになりますが、どのような連携策をお考えでしょうか。
柳商跡地の利活用については、多くの議員が質問に立たれますので、多くは申し上げません。
柳商跡地の利活用の説明会の目的は、複合図書館に反対する人や、態度を決めかねている人に、詳しい説明をして、疑問や疑念を払拭し、理解を求めることにあったと推察します。 何回か説明会を傍聴しての感想ですが、時間をかけた割りには、賛成者にも反対者にもフラストレーションだけが残ったように思います。 例えば、新庄公民館で行われた説明会では、自治会を通じてアンケートをとってみたらいかがかという意見が出ましたが、市長は、自分の思いは述べられましたが、意識的にか、無意識にか、アンケートに対するお答えはされませんでした。 説明会ですので、質問や意見には、真摯に回答してこそ賛同も増えるものと思います。そういった意味では、今回の説明会は、市の意図とは逆の方向に振れた。すなわち、賛同者は増えなかったのではないかとの感想を持っております。市長の見解をお伺いいたします。 次に、平成31年第1回定例会で、人権擁護委員の推薦について、私の質問に対して、健康福祉部長は、地域ごとのバランスを考えて推薦しているとお答えになりました。 この件に関して、健康福祉部長にお伺いいたします。地域ごとのバランスというのは、どういうことでしょうか。人権擁護委員の推薦に、地域ごとのバランスを必要とする理由は何でしょうか。地域ごとのバランスを考慮する必要があるのでしょうか。推薦理由に、高い人格、識見を持ち、広く社会の実情に通じ、人権擁護に熱意を持っていることを挙げられました。 このような人は、柳井市には、たくさんおられるはずです。本当にこの3点だけで、人権擁護委員に推薦されているのか。以上、健康福祉部長のご見解をお伺いします。 同じく平成31年第1回定例会で、財政課長は、私のふるさと納税に関する質問で、地場産品以外を返礼品にしているのではないかという質問に対して、単品で地場産品を返礼品にしているものはない、とお答えになりました。 ところが、今年6月からの国の返礼品規制を前に、柳井市は、地場産品とそれ以外の産品のセットを、返礼品から外されました。地場産品と、それ以外のセットは違反と、当時から認識されていたのではないでしょうか。ご見解をお伺いします。 最後になります。平成31年度予算説明書。土木費、道路維持費、需用費の中に、消耗品費103万円が計上されております。建設経済常任委員会の予算審議の際に、その内容をただしたところ、除草剤の費用とのことでした。 さらに、除草剤の種類を聞くと、グリホとのことでした。グリホサートのことで、ドイツの化学薬品企業バイエルに買収されたアメリカの農薬企業モンサントが開発された除草剤で、「ラウンドアップ」という商品名で、今やホームセンターや100円ショップでも売られております。 このグリホサートからは、動物実験で、発がん性が指摘されております。また、グリホサートの体内蓄積が、消化器や神経系、生殖器等に影響を及ぼすとも言われています。 フランス、ドイツ、イタリア、オーストリアでは、3年以内の使用禁止、スウェーデンでは、個人の使用禁止を打ち出し、日本でも、福岡県宇美町──宇宙の宇に美しい町ですけれども──では、行政で、グリホサートは使用禁止、名古屋市でも、公共施設での農薬使用を禁止しています。 また、昨日も、山本議員が、グローカルという言葉について、市長に説明を求められましたが、市長は、持続可能性のある柳井市として、その中で、SDGs──持続可能な開発目標について、言及されました。 SDGsでは、ゴールの3に健康な生活、169あるターゲット、目標の中の9に、有害化学物質による大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の大幅な減少を掲げています。また、健康増進法の改正により、7月1日からは、市役所庁内及び関係庁舎敷地内での全面禁煙を決められました。 柳井市民の健康を守る見地から、あるいは予防的な見地から、まず、市の行う事業において、グリホサートを初めとする有害化学物質の使用禁止という先進的な取り組みをされてはいかがでしょうか。 以上、今回は、たくさんの質問をしましたので、十分な再質問をする時間があるかどうかはわかりませんが、もし時間をとっていただければ、再質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。〔中川隆志降壇〕
○副議長(三島好雄) 答弁は以上ですかね。岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 2つ目の公募の件についてから、先に質問させていただきます。 これから検討されるという公募の応募については、これから検討されるという、登録制ですね、ということ、お返事だったのですが、公募の割合というのが全体にとても低いですよね。本来、公募に女性を優先でというのもわかるのですが、そうではないところで半分に近い人数になるというのが一番理想的と思うのですが、その辺りはいかがお考えでしょう。
○副議長(三島好雄) 総合政策部長。
◎総合政策部長(玉中勲) 失礼します。議員おっしゃるとおり、やはり公募以外のいろいろな団体への推薦をお願いしておりまして、そういった部分で女性の方が役員が少ないとか、そういったこともあって、なかなか女性の方の推薦が少ないというのは現状でございます。繰り返しになるかもわかりませんが、またその選任に当たって、地元や団体からの推薦を得る際の要請方法を、ぜひ女性の方を推薦できる方いらっしゃいませんかというような形で詳しくといいますか、丁寧に説明して、推薦をお願いしたいというふうにも考えております。以上です。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 公募の割合を増やすことはできませんかという質問をさせていただいたのですが、いかがですか。
○副議長(三島好雄) 総合政策部長。
◎総合政策部長(玉中勲) 失礼しました。公募の割合については、各審議会等でいろいろな構成もありますので、できる限り、公募の委員も増やすことも再度検討はしたいと思います。済みません。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 今、幾らかは検討されるということだったのですが、どうしても男性が多い、先ほどありました農業委員会とかそういったところもあるかとは思いますが、農業をされる方は男性ばっかりではございませんので、委員会、そういった関係各所の中で女性を増やしていくという努力というのは各団体でできることなのでしょうか。
○副議長(三島好雄) 総合政策部長。
◎総合政策部長(玉中勲) その団体でというふうになかなか難しいこともあるかと思いますが、市民に広く、女性委員の登用について周知するとともに、そういった意識を向上していくということも私どもの仕事と思っておりますので、広く市民の方にご理解いただいた上で各団体等にも働きかけていきたいというふうに考えております。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 人口の半分以上は女性なわけですから、いろいろな市のことに関係することというのは、男性ばっかりが決めるのではなくて、女性の意見をどれだけ取り入れていくかということが、やっぱり特にこれからは大事になってくると思いますので、各関係各所、こういったところでやっぱり男性しかいないところとか、男性がとにかく9割以上を占めているとか、やっぱりそういうところにどういうふうにやっぱり女性を入れていくかというのは、やっぱりその各課の考え方をいかに変えていくかということだと思いますので、男女共同参画、そういったことの勉強はされているとは思うのですが、なかなか女性が「はい」って手を挙げるということもちょっと難しい場所もあると思いますので、そういったところは知り合いの方を入れていくとかということも大事なのかなとは思います。これはちょっと時間をかけてできるとも思えないので、どこかで何か線引きをして増やすとかそういうことをしないと、任せていたら何か増えないのではないかと思います。今回も増えていたのに、やっぱり減ったというのは、やっぱりそういう意識がないというところも、各いろいろな団体の中でやっぱりあったのではないかというふうにも思いますので、女性を増やしていくということをぜひしていただけたらと思います。 あと、高齢化しているのではないかというのも、私が出ているのは、若い人はいないですね。だからそういう会でもやっぱりちょっと20代、30代の方も、これからやっぱり自分にとって必要なこともあるわけですから、そういった方の意見もどんどん取り入れていけるようにしていただきたいとも思います。その点はいかがでしょう。
○副議長(三島好雄) 総合政策部長。
◎総合政策部長(玉中勲) 若い方をということでご提案ということで受けとめておりますが、なかなか若い方、団体に推薦をお願いする際に、その組織自体が若い方がおられれば、そういったことも働きかけていきたいとは思います。いろいろ幅広く、私どもも、先ほども申しましたが、市民全体にその意識啓発を行って、意識を醸成いたしまして、幅広く、審議会等の委員については、ご推薦なりいただけるように努めてまいりたいと考えております。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) まず、自分で住んでいるまちが何をしているかということにまず興味を持つことが大事だと思います。やっぱり取っつきにくい、中に入ってみたらという、さっき意見もそういう市もありましたけども、入って慣れてくればそうでもないと思いますし、やっぱり慣れるまでとか取っつきが悪いとか、敷居が高いとかということをいかに低く下げるかということも大事だと思いますし、誰でもできるのだということをどういうふうに広めるかということも、これも一つ大事なことと思います。やっぱりいろいろな方のたくさんの方の各世代の意見を聞くことが、やっぱりこれからの市の活性化にもなりますし、市長が言われている人づくりということも、子どもからではなく、今いる私たちも人づくりをどんどんできると思いますので、こういったこともぜひ、今から100歳まで生きる、どうやって生きていくかということがやっぱり大事なことになってきますので、100歳までやっぱり常に勉強していかないといけないのかなとも思いますので、市のことに対して、皆さんが関心を持っていただけるような仕組みづくりをぜひ考えていただけたら、検討はされるということでしたので、ですが各関係各所に関しても意識を高めていただけるようなことをぜひお願いしたいと思います。 次に質問します。 まず、学校における働き方改革のことでちょっとお伺いいたします。 先ほど、ちょっとずつ減らしていますということだったのですが、これは今の現在の要領ですよね。学校の教育要領で減らしている段階でも多いんですということだと思うのですが、これが来年度、再来年度で新しく変わった時にどういうふうになるというふうに考えていらっしゃいますか。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) 一つずつ、働き方改革で業務を少しずつ減らしているけど、完全実施になった時にさらにということはどういうことかということでございましょうか。はい。業務、学習指導要領自体は量減っていませんので、どこでどう減らすかというのは非常に本当は苦慮しています。学習指導要領は、どちらかというと増えていますので、英語教育とかプログラミングとか、ということで増えておる中をどうスリム化していくかということが非常に大事なので、無駄なことはしないとか、それから会議を少なくするとかいうことと、どういうふうにやっていくかということで知恵を絞るということが現状ではございます。以上です。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 業務を減らす、家庭地域等々、役割分担をしていくということを国は出しているのですけども、学校以外で担うべき業務、これが登下校に関する対応、これ地域の方が今も見守りでされていたりするのだと思うのですが、あと放課後から夜間までにおける見回り、児童・生徒が補導された時の対応、学校徴収金の徴収管理、地域ボランティアとの連絡調整ということ、この業務に関しては学校以外でできるのではないかということなのですよ。これは、できそうというふうに考えてよろしいのですかね。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) 先ほど申しました、登下校の指導については、スクールガードを中心に、地域の方々にいろいろこうお世話になっています。でもそれでも絶対数足りていませんので、今からちょっと増えるといいのかなと思いますが、先生方は学校の近くでちょっと子どもを迎えるということはやりますが、その通学路までずっと行って一緒ということはなかなかできないので、できるだけそのボランティアの方がたくさんいていただくとうれしいなと。 それから、集金業務については、今はもう振り込みに大分変えていますので、今、柳井中さんなんかは全部振り込みに変えていらっしゃいますし、柳井小学校が皆集金を銀行等への振り込みを、今、計画中なので、間もなくそういう形になると思います。 それから、校内の清掃、掃除は子どもたち、学習なので、子どもたちが手が足らないところはちょっとこういろいろな方、PTAとかボランティアの方とかがどうサポートするかというのは、ちょっと学校によって違うと思います。 それから、部活動については、今聞いておるのは、朝練、今年からやめましたので、すごく朝、先生方もゆとりがあって、ゆっくり来られている先生もおれば、ちょっと早く来てちょっとこう朝の準備をするとかいう時間ができているから、そういう面ではとてもいいと。子どもたちもあんまり早く来ませんので、やっぱり夜の学習時間も前日の学習時間もちょっと増えちょるのかなということは思っています。以上です。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 今、必ずしも教師が担う必要のない業務もお答えいただきましたので、この中に調査・統計等への回答とか、児童・生徒の休み時間における対応とか、清掃と部活動があります。 このちょっと部活動についてお伺いしたいのですが、中学校の部活動、先生が部活動をやりたいから先生になったという方もやっぱりいらっしゃると思うのですよね。それが全てではないのですけども。今、部活動のコーチ、監督を外部からというところも増えてきている、そうしなさいということもあるのだと思うのですが、そういったことはどうされるおつもりですか。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) 外部コーチの方に来ていただく部活動は多いのですが、基本的に土日は来ていただける方多いのですが、平日の例えば4時から部活動やってくださいというのは、なかなかおっちゃないのです。だから、月のうち何日かは来られる外部コーチは非常に多いのですが、毎日行って毎日という方はなかなかいらっしゃらないので、どっちかというとそっちは少ないと思いますので、でもそれでも、職員会があって今日はちょっと部活動出られないから、ちょっと外部コーチの人、きょうは4時ぐらいからお願いできますかねとかいうことは可能なので、そういう形でこういろいろ工夫してやっております。今年から、週2日は原則休むということになっていますし、年間でトータルでいくのはいくのですが、その辺も負担はかなり減っていますから、随分、スリム化はできているのではないかなとは思っております。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) やりたいから先生になった方のやる気が、部活をほかの方がやり始めると、一気にこうやる気がなくなるとか、あと部活をなかなかできないのだったら先生になるのをやめようかなとか、やっぱりそういう声もちょっと聞いたりするのですが、その辺りについてはどういうふうにお考えですか。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) 基本的には部活動をやらなければいけないということはないです。ただ、今、教育課程の中にもう入りましたので、あれですが、例えば勤務時間4時半、6時半まで、多分今、6時半までやっていると思うのですが、勤務時間4時半なのに、6時半までなら2時間オーバーしますよね。それどうするのかちゅうことになりますけど、でも教育課程の中入っていますから、中入っているから保険はきくのですが、そこを解決できていませんし、極端に言えば、私は部活動つきませんとある教師が言ったら、それはオーケーです。ので、でもどこかについてください、サポートでも、大会だけは行ってくださいと。で、わかりました、では大会だけは引率だけは一緒に行きますとかいう先生もいらっしゃいますし、それからものすごい熱心な先生もいらっしゃいます。割合からいくと、ちょっとこう学校によって違うのですが、もっともっとやりたいと、土日も休みじゃけど、もっともっとやりたいちゅう先生もいらっしゃいます。その辺がこうなかなかバランスをどうとるかというのは難しいのですが、基本的に中学校は、そうはいいながらほとんど、どのクラブかについていらっしゃいますので、毎日は行く必要はないですが、基本的に主顧問は毎日行っていますけど、副の人は主顧問がいない時にちょっとカバーするという形で、そういう面でいくと大規模校のほうがちょっとこう人数多いから少し負担はあれかもわかりませんが、小規模校のほうが少しこう大変なのかもわかりません。小規模校はそれなりに部活動少ないので、そういう状況であります。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) あと、教師の業務であるが、教師の負担軽減が可能な業務という中に、給食時の対応、授業準備、学習評価や成績処理、学校行事の準備・運営、これ運動会とかああいうことも入っていると思うのです。進路指導、支援が必要な児童生徒、家庭への対応とあります。これ、試験の丸バツは誰でもつけれるから先生ではなくてもというようなのもちょっと見たのですけども、これはちょっとやっぱりどうなのですかね。成績を見てやっぱり学習、個人の能力というか、そのつけていく時に、ここができている、できていないとかっていうので、先生のその子に対する、おくれているかどうかとかというのもわかるのではないかと思うのですが、こういったことも何か進めたりしているのですけど、これ、どういうふうに考えていらっしゃいますか。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) 先生のテストの丸バツをつけるというのは、ないことはないかもわかりませんが、基本的には成績に関係ない、例えば漢字テストで毎日ちょっとこう漢字の10問であるとかそういうのを手伝っていただくということは問題ないと思うのですが、定期テストみたいなものとか、小学校では単元デストといいますか、例えば10時間あって単元のテストをして、きちっとしたそういうテストについてはやっぱりこう頼むということは難しいのかなと。それは個人情報もありますし、それが成績になってくるので、そういうのをちょっと人に頼むのは難しいので、日ごろのこう小テストみたいなのをちょっとお願いしますということについては問題ないかなとは思っていますけど。でも、市内ではそれはほとんどないと思いますが。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) これからもやらないというふうに考えたのでよろしいですか。はい。わかりました。 基本、今、時間が今の段階でも減っていると。今度変えたらまたもっと増えるということだと思うのですが、これを先ほど言われましたのは、月平均ということですよね。月平均ということは、年で計算した時に割っているのだと思うのです。月ごとというふうに出ていますので、月ごとにどうやって減らしていくかというので、事務職員さんとか民間委託とか、そういったこともこれからいろいろなところで考えていかないといけなくなると思うのですが、そういうところはいかがお考えでしょう。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) ただ、民間委託をどういう形でするか、やっぱりこう予算もかかるので、そういう正式にやるとですね。だから、この学校の業務を民間委託にするというのは、なかなかどの部分か、先ほどちょっと話があった給食ですよね。でも学校には給食指導というのがあって、一応カリキュラムがあって、本当は教員休みなのですけど、昼休みなのですけど、やっぱりこう給食の指導をするので、食べ方から片づけとかですね。小学校低学年になったらもっと時間かかるので、終わったら休み時間が終わったということになったりとかいうことを、ではどうやってカバーするか、それを外部の方に来ていただいて、給食指導だけお願いしますとかいうのはちょっと難しいし、やっぱり担任を中心に、副担とかいろいろな方が関わって、先生が一緒になってこう食べるということが人間関係もできますし、だからその外部の方にどういうふうにとかいうのはなかなか難しいのですが、やっぱりこうできるだけ、今私が考えるのは、社会教育の分野と家庭教育の分野と学校教育の分野を少しこう仕分けするというか、これ、国も言っているのですけど、その辺で少しこうPTAとかにお願いをここはするとか、ここは社会教育にお願いするとかいうのを線引きを少しこう明確にしていって、今、全部学校に来て、学校が子どもたちを指導するような形になっていますから、なかなか、ではどこで線引きするか、難しいところたくさんあるのですが、それが今後大事かなとは思います。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 昨年度、2月ぐらいだったと思うのですが、柳井小学校の、私、特別支援学級のちょっと放課後に見せていただきまして、先生が、午前中は支援員の方とか、人手が足りているのですが、「午後1人なんです」って言われていたのですよ。それは、今年度、カバーできているのでしょうか。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) ちょっと具体的にはわからないですけど、一応、支援員さんも、県がつけている非常勤の人と市がつけている人と両方ありまして、市も大分、ここ最近頑張って支援員の方つけていますので、ただもう丸々、1日8時間とかつけていませんので、例えば午前中だけとか、4時間だけとかでしていますから、どうしても昼からいらっしゃらないということは起こるのは起こるのですが、それは学校にとってはできるだけ多いほうがいいので、また予算との関係もありますから、で、子どもの状況にもよるので、少しこうその辺のことを勘案して、この学校には今まで1人じゃったけど、ちょっとこう2人にするとかですね。午前、午後で違う人をつけるとかいうことは、状況によって考えていかないといけないのかなとは思います。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 午後から先生がお一人で何人も見ないといけないという状況でしたので、とても大変なんですっていうふうに言われておりました。予算がある関係でということなのですが、でも今度、働き方改革がどんどん進むと、先生の時間制限があると思うのですよ。そうなるとどこかからお願いして手伝っていただかないと、できないですよね。今までのようなことはもうできないと、もうしないというふうな考えなのでしょうか。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) やっぱり基本、学校は子どもたちのためにということが基本なので、しないということは多分できない、しないといけないことはしないといけないので、それが非常に負担だったらどうするかというところもあるのですが、やっぱりこう違う業務をこうスリム化していってそっちにとかですね。だから今、朝の職員朝礼もやらないとかいう学校もありますし、もう朝、パソコンで連絡事項を皆ばあっと打っちょって終わるとか、いろいろ工夫はしていますので。 それから、先ほどの特別支援の話もされましたけど、基本的に定数決まっていまして、だから知的は今8人に対して1人かな、情緒はもうちょっとあれなのですけど、だから基本的に無理なのですよね。だから、県とか国にも言っているのですけど、もっとたくさんつけてくれとはお願いをして、教職員の配置は県の業務なので、たくさんつけてくれとは言っていますが、一応何か基準つくちょってので、ただ、1人が知的の子8人も朝から晩まで見るというのは大変なので、それで市が非常勤つけたりとか、いろいろなことで対応はしていますけど、基本的に定数をもうちょっと増やしていただくのが一番うれしいことだろうとは思っています。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 先生が、昔は子どものためなら何でもという、時間を本当に割いてずっとされてきたのですが、今の時代、今回の、今からそちらも質問するのですが、そういったことでやっぱり先生の時間というのもやっぱり必要になってくる、で、病気とかやっぱり過労死とかされると大変なことですので、そういったこともぜひ考えて、できるところは市民、何でもボランティアというわけにもいきませんので、できるところはやっぱり予算つけていきながらしていかないといけないのかなというふうに思います。 次に、今度は学習指導要領のほうでお尋ねするのですが、厚生労働省が、2017年の調査によると、中学生の7人に1人がネット依存の疑いがあるという発表をしております。私、以前、NHKだったと思うのですけど、一クラス、どこの学校だったか忘れたのですけど、一クラスの生徒の皆さんにアンケート、その場で、「自分の得た情報に自信がありますか」というふうに聞きましたら、1人でした。自分の得た情報に自信がありますって手を挙げた人はですね。やっぱりこの前、一番有名な話では、熊本地震の時にライオンが逃げたというのが出回っていましたよね。ああいったのとか、SNSのデマとかフェイクニュースとかの拡散が、今もう問題視されています。これを、ではその情報が本当に正しいのかどうかというのが、今からの子どもたちには必要だというので今回の学習指導要領、これは自分で考えていく力を身につけていく、社会に適応、将来に社会に激しいこう、ものすごい時代が、今、変化が激しいですよね。この時代にあっていけるようにということで、学習指導要領ががらっと今回変わるのですが、これに対して、今までの先生はなかなかそういったことを授業でされていないと思うのですが、これからこういったことの授業もしていかないとと思うのですけども、そこはどういうふうにされていくのでしょうか。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) 先ほど言われたネット依存の話もありますが、これは新しい力として、情報を子どもたちが集めて、その情報が正しいかどうかを再構築する力が必要だと言われています。だから、子どもたちが主体的に情報を集めて、これは正しい、これは正しくないという力をつけなさいと言われるのですが、ではどこでつけるかというと、日ごろの授業でとか、道徳とか、特別活動とか、いろいろな形でつけないといけないのですけど、そういう意識は高いと思います、今は。それからそれを進めるのが、今、アクティブラーニングということで、主体的・対話的で深い学びということで進めていまして、柳井市はもう今年5年目、4年間アクティブラーニングの研修会もやっていますし、昨年も柳井小で研究発表を行いましたし、割と早目に主体的な学びの研究は進めていますので、随分、私も学校結構行くのですが、子どもたち、授業変わっていますし、かなり主体的にはなっていますし、そういう意識は非常に先生方も高くはなっていますので、そういう日ごろの全ての授業の中でそういう主体的な学びを子どもに考えさすということを中心にいくということでいけば、今までの指導の方法というか、指導観が変わっていかないといけない、それはしょっちゅう言っていまして、先生方、ちょっと差があったりするのですが、教育委員会からは常に発信はしておる状況です。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 小学校は、担任の先生がほぼ全教科教えていくということなのですが、中学校、その先生が意識を持てば、そういったことも可能といいますかですね。でも中学校というのは、先生によって、考え方が違うって言ったらあれなのですけど、なかなかそこの統一性というのが難しいのではないかと思うのですけども、そういったところはどういうふうにこう同じ、一貫性を持った授業をこれからはしていかないといけないわけですよね。それに関して、横の先生方のこうつながりというか、対話といいますか、そういったことはやる、していく時間というのはとれるのでしょうか。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) 一応、校内研修がありますから、定期的に、毎週水曜日の6校時は職員会とか研修の時間になっていますから、そこを使って、毎週ではないのですが、2週間に1回とかは研修していますので、そこでいろいろなことを先生方話し合って、学校としてまとまって、こういう方向に行こうという話をしています。ただ、それは研修主任というのがおりまして、それを中心にやりますし、それをこう促すのは校長であり教頭なので、だからそういった学校体制で全校体制でそれを進めるということができればいいかなと思います。 今、教育委員会として言っておるのは、子どもたちを変えてくださいと。授業ちゅうのはパフォーマンスなので、これ非常に難しい視点なのですけど、授業はパフォーマンスじゃから授業の中で子どもたちは積極的に手を挙げて言うということは、直結、将来の社会で生きていく上での力になるので、だから、ここの場面で物を言うとか、ここの場面で隣の人の意見を聞いて称賛してあげるとかいうのは、これ、パフォーマンスですよね、子どもたちにとって。だから、授業の中でそういうパフォーマンスができた子のほうが、やっぱりこう将来生きて、そういう会社だとかそういうところで生きる力になるので。だから、生きる力というのは、授業を子どもたちが自分でつくっていくと。教師がつくる面と子どもたちがつくって両面でつくらないとうまくいかないので、それは、最近、非常に学校側には伝えていますので、それを聞いて、先生方、研修したりとかいうことはやっておられると思いますけども。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 一人一人の個性を生かした教育をしていくということになるので、その中で楽しい授業ができるかとかというのが、これからは問われていくのだと思うのです。一方的に、今までは、先生が言うことをこう受態的に聞いているという授業が長かったと思うのですが、これからは子どもたちがどういうふうにして考えていくのか、それ一つの課題に対してどういうふうにしていくのかということがこれからは大事に、今からの子どもたちに必要とされているということなのだと思います。 以前、私がアクティブラーニングのことをお尋ねしたことがあるのですが、その時に、今の図書館はスペースがなくて授業に使えないというふうに言われたと思うのですよ。クラスで図書館に行って、調べ学習とか、そういうことができますかと言いました時に、今の図書館、スペースがないってたしか言われました。アクティブラーニングというのは、深い学びのための調べ学習です。圧倒的に蔵書数の少ない柳井小学校以外の学校では、柳井小学校は結構ありますよね、でも柳井小学校も調べ学習用の本はあんまりないと、私は見ていて、そんなにないなというふうにちょっと思っています。この点を考えた時に、まだ学びを深めていくということが必要、特に中学校になって、小学校から中学校というとだんだんそういう必要性が出てくると思うのですが、自由に情報を得ていく、得ることができる。で、パソコンから、こうできたものから。あと、他者との対話も必要になってきますよね。ほかの人といろいろなことをコミュニケーションをとりながら、ではどうかなというふうに考えていく必要もある。やっぱり今から情報リテラシーというのもやっぱり欠かせないと思うのですが、そういったことに関して、これをどういうふうに今からやっていこうというふうに思われていますか。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) 先ほど申しました、これからの子どもたちの力で情報を収集して、それを再構築する力が必要であると。それは情報が氾濫していますから、それ、どれが正しくてどれがいいかということ、どれが自分に合うかとかいうことをやるということについては、やっぱり情報センター的なものが必要であるということは言えますし、学校の図書館では不十分ですし、そういう面では、今度、複合的な図書館ができて、あそこはそういう場になれば一番いいかなと思うし、小さい学校の子どもたちがそこに行って、そういう情報リテラシーとか、そういう力を構築するということは、これからの教育に求められる力でもありますし、そこがそういう場になるということでは、教育委員会としてはそういう期待感は持っています。以上です。
○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。
◆議員(岩田優美) 私たちが子どものころは、将来これになりたいとか、私はお巡りさんになりたかったのですよ。それ、ちっちゃいころですよ。そういう、なりたいものがいろいろ多分あったと思うので、ケーキ屋さんになりたいとか、いろいろ皆さん持っていたと思うのですが、そういったことが、今からの子どもたちは10年後、20年後になった時に、その職業がなくなっていると言われていますね。その職業がなくなっている中で、どういった職業を今からやっていくのかということが、ない中で自分たちがどう生きていくかというのを、本当に今から子どもたちは身につけていかないと生きていけないのだと思います。それをやっぱり、今の大人がやっぱりしっかりと子どもたちの教育はどうやってやっていくのかというのをやっぱり一番に考えていかないと、これから人口が減る、いろいろありますが、でも減っていく中でどれだけの成長する子どもたちを育てていくか、あらゆる分野で活躍できる子どもたちを育てていくかということがこれからは大事だと思いますので、ぜひとも、今度の柳井市の教育はとてもいいというのをちょっと聞きますので、これからもそれがもっと向上していくことを願いまして、私の質問はこれで終わらせていただきます。
○副議長(三島好雄) 以上で、岩田優美議員の一般質問を終わります。
○副議長(三島好雄) 3時25分まで休憩します。午後3時09分休憩 午後3時25分再開
○副議長(三島好雄) 休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、田中議員。〔田中晴美登壇〕
◆議員(田中晴美) 質問の中日の最後の時間というのは、大変疲れる時間であろうと思います。部屋の中、皆さんがお疲れ顔であり、私が一番疲れているんかなと思っておりますが、もうしばらくおつき合いをいただきたいと思います。 複合図書館について、お尋ねをいたします。 最初に、4月、5月にかけて、この基本設計を柳井市内に、各所に説明をされております。参加された方の認識度、執行部としてはどのように受けとめておられるかを、お伺いします。 次に、この事業の始まりから、きょうまでの経緯について、お尋ねします。 3番目に、この複合施設について、お尋ねをします。 4番目に、図書館法という法律について、少しお尋ねをします。 最後に、市長の、この事業にかける信念を、お伺いしたいと思います。 それでは、2番目の経緯からお伺いします。 この事業の始まりから今日まで、私なりに認識をしております。先にお話をさせていただきますので、そのお話に間違いがあれば指摘をしていただき、つけ加えることがあれば、後、つけ加えていただきたいと思います。 平成20年に柳井商業高校が閉校になった、その時の商業高校の土地、建物の所有者、これは山口県のものでございます。柳井市からしたら、全く他人の土地、建物でございます。そして、しばらく放置をされていた。23年、24年にかけて、市民の中から、放置されている商業高校跡地、何とか柳井市のために活用できないんだろうかという声が、だんだんと上がってきました。そこで24年に市長、議長、県会議員、そして商工会議所の会頭さんによって、商業高校跡地利活用懇話会という会が発足をいたしました。この懇話会の最初の仕事は、所有者である山口県に対して、今後、この放置されているものを、利活用計画をお聞きになられたんだろうと思います。県のほうからは、財政が大変厳しい折、今のところ計画はない。しかし、柳井市が何かに活用したいというのであれば、しっかりとした事業計画を出してみたらどうかという提案があったのではなかろうかと思っております。 そこで、懇話会は、一所懸命、いろいろな事業を考えた。この地にできる事業、そして、今、柳井市に必要な事業、いろんなことを考えられたと思います。いろんな話があって、あっては消えております。 しかしながら、しばらくすると大変なことに気づいた。それは何かと言いますと、いくら懇話会が事業計画をしても、全く他人の土地、建物でございます。他人の土地、建物に他人が勝手に計画を立てて、思うようにいくわけがない。懇話会が事業を進めるためには、その不動産というものを柳井市が購入しなければならないということに気づいたんだろうと思います。これが大変な大きなネックになります。 当時、聞いたことがございますが、安く見積もっても10億円は下らん不動産ではないかという話をきいておりました。それが正しいものであれば、懇話会としては、まず、柳井市がこの不動産を商業跡地10億円で買えるかどうか。買った後に何をつくることができるか、大変な大きな悩みに、厳しい状況に入っていったのではなかろうかと、私は感じております。 私は、そのころの一般質問をよく覚えております。柳井市はコンパクトなまちづくり事業で、
新明和工業工場跡地に計画をされておりました。それを商業高校のほうに持ち込んだらどうかという提案をいたしました。商業高校には縦に延びる複合型ビルのコンパクトなまちづくり、そしてそれをやってくれる事業者に不動産を購入していただいて、複合型ビルをつくっていただく。複合型ビルとは商業施設、医療、教育、福祉施設、そして居住地、もう1つの町がその中に集約する大きなビルをつくっていただいたら、本当に歩いて行ける町になりゃしないかという提案をしました。 しかし、答えは返って来ません。私の提案が全くの無視されたのか、それとも事業者に10億円で不動産買って、複合ビルできると相談をされた時に、採算が合うわけないよという結論であったのかはわかりませんが、答えは返ってきませんでした。 そのころ、市長は、ひとり大変苦労しておりました。再三にわたって県との交渉をされ、足も運んでおられました。それからしばらくしてから、県のほうから、事業内容においては、柳井市に無償譲渡してもいいかもよという打診があったのではなかろうかと、私は推測します。 そして、県の事業内容とは、また私が推測するところでございますが、山口県の所有物ということは、県民137万人の所有物である、それを柳井市3万2,000人だけのために無償譲渡はできないよ。しかしながら、柳井広域、柳井周辺で10万人規模の人々が活用できる施設、そしてその周辺にまだない施設、そしてこれから絶対必要になる施設であれば、無償譲渡してもいいのではないか、県のほうは県議会にかけても言いわけが立つのではないか、このような考えであったのではなかろうかと思っております。 そして、今日、複合図書館というところにたどり着くことになって、これまで市長、県会議員、会頭さんにおいては、メンバーは変わっておられませんが、議員代表の議長におかれては、数名の議長がこの懇話会に参加をされて、それぞれ議長さん、しっかりと意見述べられておると思いますし、懇話会と意見のずれがあるということは知らされておりません。 そして、この複合図書館というすばらしい計画にたどり着いていただいたこと、議員の中、私一人かもしれませんが、参加された議長さんには、とても感謝を申し上げます。ご苦労さんでした。 県と、いわゆる懇話会との複合図書館ということは、いわゆる県の考えも、それであればということになったのであろうと、私は推測をするところでございます。これが今日までの、私が認識しておる経緯でございます。間違いがあれば指摘をしていただき、つけ加えることがありましたら、この際でございますので正直に、全てをつけ加えていただきたいと思います。というのは、説明会に参加されていない方々に図書館の話を伺った時に、嘘をついてはいけませんので、正直なところをお話をいただきたいと思います。 次に、施設についてでございますが、今年の3月議会において、三島議員から、普通の図書館を大きくするのであれば必要はないけど、複合図書館であればというご意見がございました。私も三島議員の意見に同調するものでございまして、この複合施設こそ、これからの柳井市、柳井周辺のために多くの人々、特に子どもさんたちのために、たくさんのコミュニティーとして、中心的な拠点になる施設になろうと、私は思っております。 それはなぜかと申しますと、東日本大震災で被災した地域が、その後、大変な疲弊を起こしてしまいました。そして、今日、やっと復興の兆しができ始めた。その原動力となっているのは、道の駅事業であろうと、私は思っております。道の駅という施設は、そこに「食」というテーマのものがたくさん集まってくる、そこに多くの人々が食を求めて立ち寄ってくれる、食材を提供するために地域周辺の人が一生懸命、食材を生産に励む、そのことで地域がだんだんと元気になり始めていると、私は感じます。 その施設と複合図書館の施設は、テーマこそ違いますが、同じような効果があろうかと思っております。複合図書館のテーマは「知」でございます。知とは知恵、知識、知能、そして知人、知るというテーマのものがこの施設の中にあふれんばかりに用意をされる、そこに人生、生き抜くために、老いも若きも、多くの人々が知りたいということを求めてやってくる施設になるはずです。 これまでの図書館というのは、本の貸し出し、静かに本を読む、このようなアナログ型の図書館でありましたが、今日の図書館運営というのは、急速な発展を遂げ始めております、遂げております、10年も前から。書籍の貸し出しは当然のこと、コーナーにおいてはCD、DVD、漫画本、雑誌、自由に見たり、聞いたりできるコーナー、そして小さな子どもさんを図書館に連れていくことは、これまではタブーであったと思います。ところが、新しい図書館は、はいはいの子どもさんを安心して、堂々と図書館に行くことができる。そして、キッズコーナースペースで、はいはいの子どもさんが初めての図書館デビューができるところになります。子どもさんが初めて物を取る、物を知る、そういったところになるわけでございます。 育児に悩む若いお母さん方、毎週、曜日を決めて育児相談を受けてくれる、そしてアドバイス、指導してくれる、トレーニングの仕方も教えてくれるコーナー、そして学生さんたちは進学、就職の悩みを、相談を受けてくれるところ、指導してくれるところ、シニアの方たちにおいては、健康相談、終活相談を受けてくれる、そして健康のためのトレーニングはこうよと教えてくれるところ、こうしたコーナー。 そしてフリースペースにおいては、飲食は可能なところ、入れたてのコーヒーを飲みながら本を開いたり、タブレットを開いたり、そしてイベントコーナーにおいては教えたいという人、知りたいという人の出会う場所、これがイベントコーナー、毎日のように発表会、討論会、試食会、試飲会、とにかく人が出会うところのコーナー、これが知人のコーナーであるのではなかろうかと思っております。 このような施設の内容は、私の願望の話をさせていただいとるわけではございません。10年も前から始まっている新しい図書館に、それぞれ特色を持ったコーナーを入れておる施設内容でございます。 少し前の私の一般質問で要望したコーナーがございます。それは、施設の中に、市民が自然災害から生き抜くためのコーナー、それはどのようなコーナーかと申しますと、今、テレビの映像で、世界中の自然災害の被災状況が映し出されております。それをできるだけ多く集めていただいて、それぞれに強力な音をつけていただく、そしてそれを見ていただくコーナーをつくっていただきたい。自然災害の怖さを、目と耳でしっかりと受け取ってもらう。そのことが今後、行政が避難指示や避難勧告をしても、いや、わしんとこは大丈夫とか、わしは大丈夫という感覚でおるのではなしに、そういやあの時、見た映像は、うちのほうではこうなるんかな、ああなるんかなと、なるかもわからないという考えを持っていただくだけで、一歩、逃げ足が速くなる可能性がありはしないかと思います。こうした施設も要望としてつけ加えていただいたらなと思っております。 以上が、私が知る施設でございますが、柳井市のこの複合施設には、できるもの、できないもの、考えるもの、それより別のもの、こういうものがあるよと、そういうものをお伺いをいたしたいと思います。 それでは、4番目の図書館法でございますが、執行部からこの事業が議会に示された後、我々議員会派で先進地の図書館視察を3件行いました。塩尻市、小布施町、そして三郷市でございます。どれも先ほど申した施設がそれぞれに完備されておりまして、もうすばらしい図書館でありました。そして、一番感じたのは、もう時代が全然違うんだなと、柳井市の図書館を考えた時に、柳井市の図書館の遅れ、そしてこちらの、いわゆる関東周辺からどんどん新しい図書館が出て、今、西に、北に、伸びて行き初めておると聞いております。もう大変な時代の遅れを感じたところでございました。 その後、一般質問するために、インターネットで図書館の情報を調べているうちに、図書館行政、図書館運営には、図書館法という法律があるというのを知りまして、この法律は国民、市民のためにどういうことを目的とした図書館法であるか、簡単な言葉でご説明をいただきたいと思います。そして、この目的は、柳井市の図書館行政は、これまでの行政は、しっかりと機能をされていたかどうか、そのことについてもあわせてお答えいただけたらと思います。 最後に、市長のこの事業にかける信念というものをお伺いしたいわけでございます。この事業が示されてから、すぐ、図書館建設反対署名活動が始まっております。柳井市内においては7,800ぐらい数字が出ておると聞いておりますが、私は、まだ基本設計説明してない前の反対署名でありまして、だろうと思いまして、この事業の内容をしっかりと認識をされていない方々であるのではなかろうかと思っております。そして、図書館はあるじゃないかと。本はきれいに棚に飾っちゃるじゃないかと、雨漏りしとるわけじゃないじゃないか。なのに、なぜ新しい図書館をつくろうと、市長はするんかいやと。市長のやること、全てが反対だという方も、たくさんおられたのではなかろうかと思っております。 私は、反対署名をされた方々が悪いと言ってるのは一言も言ってません。私は、柳井市の図書館行政が10年遅れているということを、一般市民に知らしめていない、柳井市の図書館行政が怠慢であったと言われても、仕方ないんじゃないということを言いたいわけでございます。 と同時に、我々議員も同じでございます。過去10年に図書館行政、新しくなっとるから、もっと考えたらという質問をした人は、誰一人もおられなかったと、私は思っております。我々議員も同罪であろうかと思っております。 そうした状況の中において、市長には、何を置いても7,800の反対署名があったんだということに関して、やはりこの事業を介して市長の施政活動にすごく関心を持っていただいたと思うわけでございます。このことは大変いいことであろうと思います。 そうした中において、図書館に関係なしに、市長に反対だという方もたくさんおられる、そうした中においても、市長はこの事業の説明をしっかりと市民に伝えておられる、一方ではまっしぐらに建設に進んでおられるということは、この事業は、これから柳井市、そして周辺地域にとって、特に子どもさんたちのために、絶対に必要な施設であるんだと、大事な施設になるんだと、役に立つ施設であるんだという強い信念があるか、ないか、お持ちであるか、ないか、そのことをお伝えしたいと思いますし、ただ、このたびの事業で、市民から見つめられているのは、どうも市長だけではなしに、最近は、市会議員は何しとるん、不信感と資質を問われ始めております。不信感とは、昨年の3月に、この事業をやるために校舎解体3億7,000万、そして工事の基本設計9,000万、賛成多数でありますが、議会は可決しております。可決しとるということは、執行部は容赦なく前へ進めるのです。なのに議員がぐずぐず言ってるじゃんという話も伝わってきます。 そして、また一方では、この議論が示されて、議会のほうから、この特別委員会をつくろうよと。特別委員会とは、執行部が大きな事業を出した時に、執行部だけに任さずに、議会もしっかりとした調査・研究をして、一緒になってええのをつくろうでと、こういう委員会であるのに、その委員会に相反する行動、言動をされている議員がいるじゃないというのは、市民から私に伝えられております。 そうしたことで、この事業を介して、我々市会議員もしっかりとした調査・研究を今からして、そして今後の言動・行動というもの、責任を持って行動しなければならないなと感じることでございました。 以上で、私の壇上からの質問を終わります。〔田中晴美降壇〕
○副議長(三島好雄) 市長。〔市長登壇〕
◎市長(井原健太郎) 田中議員のご質問にお答えをさせていただきます。 複合図書館についての(1)市内各所での説明会参加者の理解はどのようであったかについて、お答えをいたします。 このたびの複合図書館に関する地区説明会は、4月22日から5月27日まで市内全14カ所で開催し、延べ715人の方々にご参加をいただき、柳井商業高等学校跡地の整備方針や、複合図書館の内容について、正確な情報が広く共有できていないことを踏まえて、市民の皆様の疑問や疑念を払拭できるよう、丁寧な説明に努めました。 皆様からは、財政関係や運営経費、運営体制、設計、防災、そして立地についてなど、多岐にわたるご意見・ご質問をいただきました。 そこで、市民の皆様の認知度、理解ということでございますが、参加された方々の多くの方々からご発言をいただきました一方で、それを上回る多くの方々は、ご発言はなかったということも含めて、私には判断できないというか、むしろ判断すべきではないのかもしれませんが、こうしたプロセスの上に、最終的にはこのたびの整備を是としていただけるよう、市民の皆様の思いをお受けとめすることが、私の責務であると考えております。 今後とも、あらゆる機会を通じて、本計画の一層の周知と共有、そして共感の輪を広げられるよう努めてまいりたいと考えております。 次に、(2)のこの事業の始まりから今日までの経緯について、お答えをいたします。 柳井商業高等学校跡地の利活用につきましては、平成20年3月の閉校以来、今までも、市民の皆様からも、さまざまなご意見をいただいてまいりました。 そうした中、平成17年の市議会定例会において、文教地区での教育施設のあり方について、そして平成18年の市議会定例会におきましては、山口県との協議経過について、ご質問がございました。当時、跡地の利活用については、山口県との協議を行っていたところではございますが、柳井商工高校の部活動に使用されていることや、平成23年度のおいでませ山口国体において、体育館やグラウンドの使用が計画されるなど、具体的な進展はない状況にございました。 その後、平成24年の市議会定例会におきましては、今後の山口県への対応についてご質問いただいております。また、この平成24年度にご就任されました故山本繁太郎前知事からも、柳井市の発展につながる跡地全体の利活用計画の策定について、ご指導をいただきました。 おいでませ山口国体が終了し、本格的に跡地利用に取り組むために、私、柳井市長、柳井市議会議長、山口県議会柳井市区選出議員、
柳井商工会議所会頭を委員とする柳井市遊休地利活用検討懇話会を、平成24年10月に設置をいたしました。 議員ご指摘のとおり、この懇話会ではさまざまな可能性について議論があり、その意見も踏まえ、平成25年度には柳井商業高等学校跡地の利活用を最優先の要望事項とする、平成26年度県予算に対する要望書を山口県に提出しております。 その後、平成26年度には、市議会全員協議会におきまして、柳井市学園都市構想の素案をご説明させていただきました。この構想の素案では、複合施設の例として、健康づくりセンターや高等教育機関、図書館についてご提案しております。 全員協議会では、山口県の対応状況や進入経路などについて、ご質問をいただきましたので、進入路につきましては柳商橋の架けかえの問題点等についてご説明をし、女学校橋側からを主要の進入路としてお示しをいたしました。 また、平成27年度には、
柳井商工会議所のまちづくり委員会が中心になって取りまとめられました、柳井商業高等学校跡地利活用の提言書をいただいております。 平成29年度以降は、議員ご案内のようにその都度、その都度、議会にご報告をさせていただいております。 そして、平成30年3月定例会におきまして、校舎等の解体工事費、複合図書館や公園等の設計業務の予算について議決をいただき、現在まで事業に取り組んでいるところでございます。 さらに、平成30年6月には、市議会におかれましては、このたびの計画がより優れたものとなるよう、調査・研究・審査を行う、柳井商業高等学校跡地利活用調査特別委員会を設置され、ご審議をいただいているところでございます。 以上が、これまでの経緯の概略ということでございますが、先ほど議員のご質問の中で、安く見積もっても10億円というお話がありました。これは正確な数字ではないというふうに思いますが、多大な経費が想定されるということは当時もございました。 また、コンパクトなまちづくりの中で、複合ビルのご提案をいただいたことは、私もしっかりと記憶をしております。なかなかそのご提案に対する具体的な取り組みができていないということ、またその間のいろんな、こちらの検討のその結果も返していないということについては、この場をお借りをしてお詫びを申し上げたいというふうに思います。 また、県から無償譲渡の打診があったのではないかということでありますが、ここは最終的に地元選出県議、市議会議長、会頭と県、さらには県会議長に対してお願いをさせていただいた結果、無償譲渡というご決断を県におかれてしていただいたということでございます。そもそもそういう打診があったという事実はございません。 ただ、最終的にはそういった無償譲渡をいただくというご決断をしていただいた背景には、これは、この部分は私の推測でございますが、今回のこの施設の整備が柳井市民だけではなくて、最終的には広く県民に開かれている施設であるということも考慮されているのかなというような推測はいたします。 次に、3点目、(3)の複合とはどのような施設があるかについて、お答えをいたします。 図書館は、年齢や性別、社会的地位や所得の差などに関わらず、あらゆる人が等しく情報を得ることができる場所ということでございますが、議員ご指摘のとおり、その図書館が近年、情報や知識を得たり、学習するという効果とともに、人との交流を促進するなど、図書館の活用によって達成できることは、ますます多様になってきております。 そうした中、近年、全国的に図書館を核としたまちづくりが進められており、議員からもご紹介のございました塩尻市立図書館や小布施町立図書館などは、この代表的な図書館というふうにされております。 このたび本市に整備をいたします複合図書館も、本を通して課題を解決し、地域と人を育てる滞在型の図書館を整備することとしております。そして、基本設計方針では、複合図書館のコンセプトを、子ども・子育てに優しい複合図書館、人づくりの拠点となる複合図書館、地域の情報拠点としての複合図書館、安心・安全に利用できる複合図書館、この4つを設定しております。 このコンセプトを実現するために、複合施設の中にある図書館ではなく、図書館に複合的な機能を加えた施設として、図書館機能、子育て支援機能、市民活動支援機能、防災機能、この4つの機能を備えた施設として整備をいたします。 一つの建物の中に複数の機能を整備することで、ある特定の機能を目的に訪れた市民が、他の機能に触れることができ、新たな体験や交流が生まれ、機能の連動性をつくることにつながります。これは、例としてたくさんあるんだというふうに思いますが、その一例として、例えば、現在、中学校で取り組んでおります知的書評合戦、ビブリオバトルと呼ばれるものになりますが、これを複合図書館で行うことにより、たまたま、偶然にという方も含めて、そこに訪れた人が、その紹介された本を図書館で借りたり、それらの本に関連する本を紹介するコーナーを設置することで、さらにその本を借りたりと、その効果を広げていくということも考えられます。 また、議員からご提案がございました、自然災害の恐ろしさや心構えの大切さをPRするコーナーのアイデアにつきましても、これは地区説明会でご紹介をいたしましたギャラリースペースなどを活用し、展示が可能であると思います。こうした企画展示と連動する形で、スタジオでの防災講演会であったり、芝生広場などにおきまして、防災訓練の実施についても考えられるというふうに思います。 このように、4つの機能が効果的で、効率的な連動性が図られる運営を行うことで、知識を得たり、新しい体験、利用者同士の交流、情報の発信など、多様な活動が実現をし、交流を深め、学び合う、まさに議員おっしゃるところの知の拠点として、幼児からご年配の方々まで、さまざまな人々が集うことができる場としていきたいと考えております。 次に、(5)でございます。複合図書館にかける信念について、お答えをいたします。 柳井商業高等学校跡地利活用基本構想におきまして、本市の文化力を高め、将来にわたって活躍する人材を育み、市民協働のまちを目指す拠点とするために、利活用基本コンセプトを、全ては人づくりから、子ども教育環境の充実と定めております。そして、その利活用基本構想の中心となるのが複合的な機能を持った図書館ということでございます。 近年、これは地区説明会でも、そういったご意見もございましたが、本離れ、活字離れなどと言われております。そうした中、全国的な調査によりますと、特に大学生の読書離れが進んでおり、30年前より本を読む人はより多く読むということではございますが、読まない人は全く読まないという、二極化の状況がございます。そうした中、本市では市内小中学校全ての授業の中で、読書の時間を設けるなど、子どものころから本を読む習慣を身につけるための地道な取り組みが行われてきました。子どもたちの勉強の環境、子育て世代を支援する環境において、経済的な格差、文化的な格差を解消するという意味でも、子どもたちが本に興味を持って、たくさんの本を読む環境を整えるのは、これは行政の責務であると思います。 また、図書館に行けば、本との出会い、人との出会い、いろんな活動があり、本を読むことだけではなくて、それぞれの思い思いの時間を過ごすことができるという意味におきましては、人生100年時代、長寿の時代だからこそ、またそういった中で、高齢の方の孤立というようなことも言われている、だからそういった時代だからこそ、こういった空間がますます重要になってくるのではないかと、私は考えております。 したがいまして、少子化・高齢化だからこそ、未来への投資として、しっかりと取り組むことが必要であると考えております。 ただ、そうは申しましても、市民の皆様からは、さまざまなご意見をいただいておりますが、完成後には、将来にわたって広く市民の皆様に活用していただきたいと考えております。 田中議員におかれましても、引き続いてご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いをいたします。 なお、4点目のご質問、図書館法につきましては教育長によりましてお答えをさせていただきます。〔市長降壇〕
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) それでは、4番の、図書館法について、今日までこの図書館法は、市としてしっかり機能していたかについてお答えします。 図書館は、図書館法の第1条の、この法律の目的において、国民の教育と文化の発展に寄与する施設として位置づけられており、第2条では、図書・記録・その他、必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、教養・調査研究・レクリエーション等に資することを目的とする施設としています。 さらに、第3条においては、図書館は図書館奉仕のため、土地の事情及び一般公衆の希望に沿い、さらに学校教育を援助し、及び家庭教育の向上に資することとなるように留意した上で、図書館サービスの実施に努めなければならないとし、その図書館方針・サービスについて、次の9つの事項が挙げられております。 まず、第1号については、郷土資料、地域行政資料と必要な資料の収集を、第2号は資料の分類・配列、目録の整備、第3号はレファレンスサービス、第4号は資料の総合賃貸など、他の図書館との連携・協力について記されています。 第5号では、図書館システムによる全域サービス、第6号は読書会、研修会、資料展示会等の主催または開催の奨励、そして第7号は時事に関する情報及び参考資料の紹介提供、第8号は図書館における学習成果の活用、最後に第9号では学校・公民館等との連携・協力が挙げられており、これらの事項について、実施に努めなければならないと規定されています。 柳井図書館は、大畠図書館とともに、図書館法で定められた公立図書館として設置されており、図書の貸し出しを中心とした直接的なサービスの実施のほか、市民の読書活動の推進、地域の情報拠点としての役割を担ってきたところです。現在、柳井図書館では、利用者の求めるサービスが提供できるように計画的に資料を収集・保存し、閲覧・貸し出しを初め図書館利用からの各種の質問や、相談に対しての回答や、問題解決のために資料等を紹介する、いわゆるレファレンスサービスを行っています。 また、大畠図書館との図書の循環や、他の図書館との連携による総合貸し付け、小学校・公民館の図書の貸し出しをすることにより、利用者のリクエストにお答えしています。 子どもの時から本に親しんでもらう取り組みとしては、読み聞かせや人形劇、工作などの乳幼児・幼児・児童向けのお話会を年5回開催し、親子でご参加いただいております。図書館や読書への関心を高めるための事業としては、年間を通じてテーマ別におすすめ本の提示や、展示や、時事に関する図書の紹介などを行っております。 さらに、中学生や一般の方の職場体験を積極的に受け入れており、先般5月下旬には2日間、柳井西中学校の2年の生徒が柳井図書館で職場体験をし、接客が楽しかったとの感想をいただきました。 現在の柳井図書館は、当時は8万冊収容可能な図書館として、昭和61年に開館し、図書館のサービスについては、利用者の方のご意見をいただきながら、できるところはその都度、対応してきたいと考えております。具体的には、ハード面、建設後、まもなくサービスカウンターを入り口に対して正面向きから横向きに変更し、利用者が入館しやすい雰囲気づくりを行ったり、閉架書庫を2層式に改修し、収容可能冊数を2万5,000冊から2倍の5万冊に増やしたり、児童書コーナーに畳を設置したり、情報コーナーを設置し、旬の本の特集コーナーや、健康づくりコーナーを開設し、交流ボードを設置しました。 ソフト面では、平成14年6月から平日の閉館時間を午後5時15分から6時に変更し、開館時間の延長を行いました。また郷土資料の一部を閉架書庫から事務所横に移動し、閲覧可能にしたところです。 これらのことから、開館以来、小さな図書館ではありますが、図書館法に基づいて、柳井図書館を運営してきたと考えています。 しかしながら、開館から33年が経過し、蔵書数の増加により、図書収容能力をオーバーしていることや、図書館に対するニーズが時代の情勢変化の中で、建設当時は図書の貸し出し中心でしたが、徐々に滞在型に変わってきたことにより、学習スペースや読書コーナー、閲覧席や子どものためのスペースなどに課題が生じてきており、現在は、利用者の方のご要望に十分にお答えすることができていない状態であると考えます。 そこで、今回の複合図書館では、計画的に蔵書の充実を図り、利用される方のニーズにお答えできるよう、読書会などのイベントの開催を初め生涯学習、市民活動の拠点や交流の場として積極的に図書館や読書への関心を高める活動に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
○副議長(三島好雄) 田中議員。
◆議員(田中晴美) ありがとうございました。 先に市長には、経緯の中で先にお伺いするのですが、この商業高校跡地は、最初は有償で、買わなければならないということから始まったのか、それとも無償であるよということで始まったのか、そちらのほうの経緯をお伺いいたします。
○副議長(三島好雄) 市長。
◎市長(井原健太郎) 当初の県との交渉というか、お互いの、まずは考え方を確認する中で、当初は有償というのが前提の交渉として始まったというふうに認識をしております。
○副議長(三島好雄) 田中議員。
◆議員(田中晴美) それが、10億円はちょっと正しくないということを先ほど言われたのですかね。10億円、概算ですけど。
○副議長(三島好雄) 市長。
◎市長(井原健太郎) 正しくないというふうにも言えないのかもしれませんが、一応、そういうことが言われていたようなことは記憶をしていますけれども、それがじゃあ正確な金額であるかというと、そこは私、今、この場では自信がございませんので、そういう意味で、先ほど冒頭のご質問の中では、そのことに触れられましたが、その部分はそういう話があってということについては承知をしておりますが、正確なものとして、この場で申し上げることはできないというふうに認識しております。
○副議長(三島好雄) 田中議員。
◆議員(田中晴美) よくわかりました。 懇話会としては、やはりその10億円近い金額を購入しなければいけないというところから、大変それが大きなネックになっていたことは間違いございませんかね。
○副議長(三島好雄) 市長。
◎市長(井原健太郎) やはり、この事業には限りませんが、ただ、やはり大きなプロジェクトということで、多大な財源を必要とするわけでありまして、その中でまず用地をどのように確保するかということは、当然、大きな課題であったというふうに思います。しかしながら、そういった中で過去からの、柳商跡地の経緯ですね、一部分は当時の柳井町民の方々が寄附をされた土地もあり、また軍から移管された土地もあり、さまざまな経緯があるということも踏まえて、何とかその金額についてご考慮いただけないかというようなことは、当初からお願いをしておりました。
○副議長(三島好雄) 田中議員。
◆議員(田中晴美) わかりました。 というのは、これまで市長と県とは、あまり仲がよくないといううわさがよく流れておりまして、その中において、この不動産を無償譲渡というところまでやっていただいたということは、すばらしい市長の功績であると、私は思っております。本当にご苦労さんでございました。 それで、この複合図書館、先ほど塩尻の図書館もお話いただきましたが、大変な今、柳井市の図書館行政と差がついているということは、ご認識いただいておりますか。
○副議長(三島好雄) 市長。
◎市長(井原健太郎) その部分については、先ほどから私、さらに教育長の答弁の中でも、大きく時代が変わってきている中で、果たして今の柳井市の図書館がどうなのかというふうに言われると、大いに、そこは改めて振り返って、私自身、反省というか、そういう思いはございます。 先ほど具体的に、議員おっしゃった塩尻や小布施には、私は行ったことはございませんけども、そうは申しましてもこの間、全国各地のそういう、近年、整備をされて多様な使われ方をしているところを見てきている中で、やはり、さらに実際見ると、大きく違っているという、その差については痛感をしておるところでございます。
○副議長(三島好雄) 田中議員。
◆議員(田中晴美) 先ほどの私の話の中にもありましたけど、とにかく柳井市の図書館はアナログで、本当、本の貸し出しだけで、そして静かに本を読むということは、その塩尻の図書館などは、本当に小さな乳母車で子どもさんを連れてくる、それが堂々と図書館に入って、キッズコーナーで遊ばせる、あれを見た時に、時代の大変な流れが起きているんだなということを感じました。 そして、私、70になりますけど、もう70のおじさん、おばさんが、子どもたちのための図書館にああだ、こうだ言うて、もしこの事業がストップしてしもうたら、柳井市が10年遅れとる、これからもっと何十年も遅れたら大変な事態になる。次の世代に大変な汚名を残してしまうんじゃないかという気がいたすわけでございます。 先ほど、先に柳井市の図書館行政は怠慢であったのではないかということを先にお話をさせていただきました。我々議員も、何も知らなかったということは怠慢であったと思います。そうしたことを踏まえて、今、チャンスであろうと思うし、今からやっていかなければならないということを教育長さん、最後でございますが、希望か、もしくはこうしてほしいというものを、願望がありましたら、お話いただけますか。
○副議長(三島好雄) 教育長。
◎教育長(桑原眞) 塩尻の図書館には、私も行きました。この間の教育長の全国大会でも、文科省の方の説明も、図書館についての説明を聞きました。全国的には、複合的な図書館があっちこっちでできていると。これは、人口減少の中で、やっぱり集まるところがどこがいいかと言えば、図書館を中心として、複合的な施設が一番集まりやすいんだというようなこともお話もいただきましたし、そういう面では、柳井にそういうとこがなかったということであれば、今後、この複合図書館ができれば、柳井の本当に中心にみんなが集まって、いろんな方がいろんなことができる施設になるということは、非常に期待しておりますし、できれば、教育委員会としてはこれからの時代を背負う子どもたちのための中心とした図書館になって、子どもたちが愛する、みんなが集まって、そこにいろんなこと、子どもたちにとってもできるような図書館を、ぜひ必要ではないかというふうに考えております。以上です。
○副議長(三島好雄) 田中議員。
◆議員(田中晴美) ありがとうございました。 この複合施設というのは、人生に役立つ情報が提供させる施設であろうと思います。そして、必要な情報というのは、最短ルートで手にすることができるし、そして悩みを解決するためのヒントというものがたくさんある、本だけではなしに相談員もおってくれる、いろんな人がおってくれる、そうしたことで悩む人たちが、この施設から新しい世界を踏み出すことができるのではなかろうかと、私は感じております。 市長におかれては、反対署名の方々が7,800ということで、大きな数字でございますが、その方々に気を使って事業の縮小とか、そしてまた予算の減額などをされて、中途半端な複合図書館だけはつくっていただきたくないと思います。それをすれば失敗になると思いますので、その信念はいかがでございましょうか。
○副議長(三島好雄) 市長。
◎市長(井原健太郎) もちろん、何事もやる、やらない以前に中途半端というのが一番罪なわけでありまして、そういう意味では、これからも、そうは言っても多くの方々がまだまだ疑問や疑念を持っているというのが、今議会でも多くの議員さんからいただいている市民の声でございますので、そこら辺りはしっかりと説明もし、また出向き、さまざまな場面を通じてご理解・ご納得いただけるように努力をしていきたいというふうに考えております。
○副議長(三島好雄) 田中議員。
◆議員(田中晴美) はい、すみません。話が行ったり来たりするのですが、先ほど施設のそばに芝生の防災公園というものを設置するということがあったのですが、防災公園というのは行政が防災を行うのであって、私はその芝生の公園の活用というのは、多分、自然災害から生き延びてきた人たち、そして家を失った人たちが野外での生活をするためのトレーニング場じゃないかという気がしたのですが、そうすると、防災公園という名前を変えたほうがいいかなと、そのように思うわけでございますが、それに対してはご意見ございましたら。
○副議長(三島好雄) 市長。
◎市長(井原健太郎) 例えば、今回の複合図書館の中の各大小の部屋も、スタジオという呼び方で、一方でご年配の方からは理解しにくいというようなお声もいただきますけれども、何かこう目的を持った部屋として名前をつけておりません。したがって、そこは使われる方、市民の方々の自由な発想によって、このスタジオ、空間は使われるのですよというようなご説明をさせていただいておりますが、そういう意味では、この複合図書館と一体的に活用されることが想定される、またそのことを望んでいる、この芝生の広場については、本来であれば、ただ単に広場ということでもいいのかもしれませんけども、ここからがやっぱり大人の話というか、財源の中に社会資本の総合整備交付金をいただく中で、あそこを防災の活用するという位置づけをして、そういう交付金もいただくというような関係もありますので、一応、そういう名前を付すということにはなりますけど、最終的にはそれをどういうふうに使われるかというようなことは、使われる方のご意思・発想によって、大いにさまざまなバリエーションというものがあるのかなというふうに思います。
○副議長(三島好雄) 田中議員。
◆議員(田中晴美) 最後になります。 このたび、反対署名活動が起きた途中に、市長に賛成する議員は、悪事の協力者とまで、やゆされたことがございます。そうしたことで、この事業が失敗であると、我々も市長と同罪になってしまいますので、何としてでも一日も早く建設を進めていただいて、今まで反対された方が、ああ、こういうものだったんか、こういうものだったらいいよと、どんどんとボタンを押してくれる施設を、一日も早く建設を願いたい、そのことを思って私の一般質問を終わらせていただきます。
○副議長(三島好雄) 以上で、田中議員の一般質問を終わります。────────────・────・────────────
○副議長(三島好雄) 以上をもちまして、本日の会議を終了し、15日及び16日を休会といたします。 17日は午前10時から会議を開き、引き続き一般質問を行いますので、定刻までにご参集をお願いいたします。 本日は、これをもって散会といたします。午後4時17分散会────────────────────────────── 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 令和元年 6月14日 議 長 藤沢 宏司 副 議 長 三島 好雄 署名議員 君国 泰照 署名議員 田中 晴美...